ReadRangeXの注意点

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UiPathのモダンアクティビティの1つである、ReadRangeXアクティビティについて使用する際の注意点を記載します。

ReadRangeXとは

Excelで使用できるモダンアクティビティの1つで、Excelの範囲を読み込んでDataTable型変数に格納することができます。もともとはStudioXにて使用できていたアクティビティと殆ど同一のものにはなります。

ReadRangeXの注意点

範囲を読み込みアクティビティはクラシックアクティビティで同様の機能をもつアクティビティが存在していました。ReadRangeという名称にて使用されております。

こちらも同様にExcelの範囲を読み込んでDataTable型の変数に格納するという動きですが、クラシックアクティビティに慣れている方にとってはおなじみの機能となります。

モダンデザインに変更となった際に、モダンアクティビティで同様の名称があったものですから、殆どの人は同じような機能だと思うでしょう。

たしかに殆ど同じような機能なのですが、使用する際に1つだけ注意点があります。

それは読み取るデータの速度が違うという点です。

例えばExcelで3列30000万行の90000セルのデータを読み取らせます。

そうするとクラシックアクティビティとモダンアクティビティとでは、以下のような速度の違いがでます。

ReadRange数秒
ReadRangeX数十分
速度の違い

実際に速度としては数十分もDataTable型に格納するのに時間を要します。変数に格納されてからの処理はあまりかわりませんが、モダンのExcelアクティビティはStudioXのアクティビティが元になっているので、全体的にパフォーマンスはクラシックアクティビティには劣る形にはなります。

そのため、従来と同程度の速度感にて処理をしてほしい場合には、クラシックアクティビティを使用するのが一番です。

もちろん今後のアップデート等に応じて改善される可能性はあるので、今後の機能性について期待して待つのもありですね。

余談ですが、UiPathのモダンアクティビティに関してはStudioXの勉強をするのが一番の近道だと思います。

UiPathの書籍を色々みましたが、現段階ではあまり情報が記載されていないので、モダンアクティビティの勉強をするのであればStudioXの勉強がお勧めです。

UiPath自体の勉強は以下が一番のおすすめです。

基本的な必要な知識はすべて記載されているので、初学習としては最適な本です。ただ細かい部分の記載がされていないので、基本的な知識がある人にとっては物足りない内容になっていると思います。

そのため、あくまでも入門編として捉えて頂くのが一番です。

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